神奈川は沖縄に次いで米軍基地が多い県です。そして横浜には、132の米軍施設があります。
わたしたちの行楽地になっているみなとみらい地区のすぐ裏手、ノース・ドックと呼ばれる地域にもそれはあり、他国で行われている軍事行動に直接的につながっています。
そんな状況を知って平和について考えるため、ピースリングツアーを実施しました。
まずは事前の学習会。NPOピースデポ理事の木元茂夫さんを講師にお迎えしてノース・ドックの状況をうかがいました。市が尾にあるわたしたちの拠点「くらしてらす」で行われたこの学習会には、オンラインも含めて、25名が参加しました。
<学習会当日の様子>
学習会はピースデポの方々の粘り強い観察活動で得られた貴重な動画をはじめ具体的な資料を、穏やかな語り口で説明していただきました。
横田基地から飛行訓練のために飛来したヘリコプターが、地上間近まで低空飛行する様子は驚きです。
1972年8月から11月まで4カ月の間、ベトナム戦争に使われるための戦車(M48)の輸送を、横浜市長や横須賀市長の協力により市民の力で止めた村雨橋闘争の話に、市民活動の大切さを再認識しました。
ノース・ドックについて存在すら知らない人がほとんどで、報道がほとんどなされないのは、米軍に気を遣っているからだという説明に、釈然としないものを感じました。参加者からは、ノース・ドックについて、もっと市議会や県議会で話題にしてもらいたいという声があがりました。
環境平和担当理事 野瀬かおり
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