今回はつなしまデポー組合員の野瀬かおりさんによるシャボン玉フォーラムの参加報告を寄稿いただきました。 主催団体であるグリーンコープの取り組み紹介や、島員を総動員したせっけんの環境実験、別府湾の清掃船の乗船体験のことなど、濃厚な2日間の記録です。
ぜひお読みください!
10年ぶりに大分での開催
2025年10月17日(金)~18日(土)に大分市で開催されたフォーラムに参加しました。シャボン玉フォーラムはせっけん運動ネットワーク参加団体が持ち回りで開催している全国集会で、1988年に始まり2025年で35回になります(2020、2021年はコロナ禍により中止)。神戸で行われた2024年の大会には、菊名コモンズの井上さんが参加されましたね。(参加報告はこちら)
今回の大会はグリーンコープ生協おおいたが主催しました。テーマは「かたらんかい?せっけんLife ~未来へつなぐ環境のバトン~」。大分で開催されるのは10年ぶりとあって、開催の10カ月前にはホームページに基調講演の講師を紹介、大会のイメージキャラクターを公募するなど、実行委員会はとても張り切って準備を進めてくださいました。準備の様子は、いまでもホームページで見ることができます。
初日の本会議は盛沢山
初日の本会議は、グリーンコープが運営する認可保育園の園児たちのダンスに始まり、プロダイバーの武本匡弘さんによる基調講演や各活動の報告、せっけん活動が進んだ団体の表彰などがあり、夜は懇談会というスケジュールでした。
また、展示即売会も開催され、株式会社地の塩社、シャボン玉本舗株式会社、ボーソー油脂株式会社、株式会社彩生舎、太陽油脂株式会社、エスケーせっけん株式会社、有限会社生活アートクラブが、せっけん、はみがき粉などを、グリーンコープ生協おおいたは、せっけん商品以外のグリーンコープ商品を出展しました。
武本匡弘さんの最新情報を交えた基調講演
武本さんの講演は、横浜北理事会でも何度か企画されていて、参加された方も多いと思います。プロダイバーとして世界中の海に潜りながら気候危機やマイクロプラスチックによる海洋汚染などについて、今回も最新情報を語ってくださいました。今回とくに印象に残ったのは、ニュージーランドの子どものことば
5minutes in your hand,
1000years in the oceans.
つかの間の便利さを得るために永く環境に影響を与えてしまっていないか、想像力を働かせなければならないと知らされました。
驚き!シャボン玉せっけんによる島民を総動員したせっけんの環境実験
環境を守る活動をしている人や団体の報告では、北九州市若松区に本社をおく シャボン玉せっけん さんのお話が心に刺さりました。せっけんの製造過程でせっけんを「舐める」というのは衝撃的。ホームページではせっけんと合成洗剤の違いの実験動画を見ることができます。合成洗剤がいかに環境破壊を引き起こすかがわかりますので、検索してご視聴ください。とくに、宗像市の地の島の住民全員にせっけんを使ってもらって海の環境の変化を観察するという壮大な実験を行ったこと、そしてその結果は、生活者全員が知るべきことです。私たちが消費材として食べている「重茂の肉厚わかめ」もまた、重茂の方々が地域をあげてせっけん利用に取り組んでくださっていてこそだと思うと、利用者である私たちは、もっと、合成洗剤が環境に及ぼす影響を伝えなければならないと感じました。
分科会で見た別府湾のごみ問題
二日目は4つの分科会(有害化学物質に関する講演、せっけんマルシェ、別府湾清掃戦体験乗船、びん牛乳事業視察)の中から1つを選んで参加するという企画でした。私は別府湾で清掃船「清海(せいかい)」(所有:大分県、総トン数:17トン)に乗せていただきました。湾にはペットボトルなどの人工物だけでなく、土砂崩れなどにより日田の山から流れてくる流木や海藻などの自然ゴミも多いそうです。船で清掃できるのは海面に浮いているものだけ。それでも流木を除くごみ回収量が過去10年平均で毎年543㎥もあるそうです。
調べてみると、横浜港でも同じように船による清掃が行われているようです。機会を作って、お話を聞きに行ってみたいと考えています。
まとめ
フォーラムが終わっても、せっけん利用を語り合うオープンチャットによって、つながった人たちと悩みを相談したり、情報交換したりしています。こういうつながりが継続することも嬉しいですね。
たった2日間でしたが、せっけんに関してだけでなく、自然環境と人間の生活についてあらためて考えさせられる、学びの多いイベントでした。2026年はふくしまで開催されます。横浜北からの組合員の参加があることを期待します。
*参加費用は、組合員による寄付金から拠出されました。
(つなしまデポー 野瀬かおり)




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